今週のお話題:おススメの本…
久住昌之さんの「孤独のグルメ」と 山崎将志さんの「残念な人の思考法」です…
前者は漫画ですが、後者は自己管理のテーマともとらえられるビジネス本です。
どちらも読者自身のシチュエーションに当てはめることができるだろう。
とりわけ、「孤独のグルメ」を読むときに、追体験みたいな感じにもなります。輸入雑貨の貿易ビジネスで自営業する主人公は常に仕事と仕事の合間、勝手に食べ歩いています。まさに憧れの仕事です。しかも、彼がマスコミによるグルメ情報より、勘でいろんな店との出会いにします。が、実は、主人公と違い、著者からすれば、「入ったことのない飲食店に入る時、ある種の『勇気』がいる」なのです。
「『ここ、よさそうだな』」
「『いや、しかし待って、店の中が見えないし』」
「『うーん、でもいままでのラーメン屋体験から考えて、この暖簾の感じはデキル、と』」
「『でも、常連ばかりじゃないか。ほかにももうちょっといい店があるかも』」
「なんで、ぐずぐずぐずぐず自問自答してる。しかもひとりで。大人の男が。あぁ、情けなや。」
「『そんなの、どこだっていいじゃないか。味なんてどこも変わりゃしない。ほら、その店でいいよ。はいはい、時間の無駄時間の無駄!』という人がボクはウラヤマシイ。オトナだと思う。でもそういうオトナになりたいのかというとそうでもない。いえ、わかっているんです。」
時間は管理学の範囲にも入ります。生きている中、無駄にさせた時間は何億分間ありますか。