Today's Special: 住宅団地について…



「日本人の心の故郷といえる「団地」。昨日より今日、今日より明日と、日々豊かさを実感できた時代、団地に住んだことがある人にとっては、生活や文化、世相すべてが凝縮されている。それが今、急速な高齢化と著しい老朽化という二つの「老い」が影を落としている。」

〜週間ダイヤモンド2009・9.5 より

日本の住宅団地については、正直なところ、あまりしなかったのです。
2009年に一度、友達と一緒に見学に行きました。
建物の外見だけでは香港のとたいした違いが有りませんでした。
団地の敷地に溢れる雰囲気も大体同じでした。
敷地に休憩したのはほぼ高齢者のようです。それに、静かでした。
過去、住民たちのために出店した商店の一部もう閉まっ状態になりました。
香港でもそうなのです。
70-80年代に建てられた住宅団地にオーピンした大手銀行もう次々に立ち去りました。
一方で、株価投資に夢中するシーバー族が集まる地域での粘りが相変わらず強そうです。

人間と同じく、モノにも「青年期」が有ります。だが、同じ青年といっても、時代によって考え方が多少の違いもあるかもしれません。

70−80年代に、香港経済は高度成長期に入り、住宅団地に生まれ育ったとしても、努力すればするほど、誰でも出世できるとのムードが有ります。上流社会というますか。

出世ができれば、とりあえず団地と分かれて、マンションにあるマイホームを購入しようと言うのは香港青年達の夢でした。その頃の大学生は「四仔主義」を主張しました。

そこで、「四仔」とは何でしょうか。

「車仔(小さいな車)、屋仔(小さいなマイホーム)、狗仔(小さいなワンチャン), 老婆仔(若い奥様)」というものです。四仔(仔は広東語で本来「男の子」との意味もあり、小さいなやつを表現する意味もあります)が手に入れれば、出世の第一歩が象徴できるし、理想な生活にもなれますし、周りの人にも自慢できるという心理でした。

現在の住宅団地はむしろ、一部の大卒にとってのマイホームだそうです。
何より賃貸料がやすいのは一番楽からです。その結果、本当に必要な人々に入居まで長く待たせてしまいました。

もちろん、香港の不動産価格は常識から離れるほど高いのも原因の一つですが。

自分の得ばかり考えるのはますます社会の常識になろうような気がしますね…

もしかしたら、俺もうオジイサンになってしまったかな。時代遅れかもしれませんね…

とりあえず、LMFの「屋村仔] (住宅ビルの男子)(広東語の発音で、nguk chyun zai)で自分を盛り上げたいのです、