20140208

今夜、あるテレビ番組で中国残留孤児の物語を聞きました。

残留孤児は日本人の血統を持っていますが、両親が世界二次戦争末期に日本政府に中国東北へ移住させられました。敗戦後、両親がなくなった孤児は帰国できずに中国に滞在していました。

孤児は血統が違う中国人に養子として育てて貰いました。お互いに家族としての愛情も生んできました。なのに、孤児はいつか帰国する希望を持っていました。

80年代、日中政府の外交で孤児が帰国するチャンスが出ていました。だが日本政府による帰国条件としては、帰国後の生活が日本にいる家族メンバーに担保される必要がありました。しかし、家族とはいえ、お互いに支えあうわけでは有りません。帰りたいか帰られないケースが次々と出てきました。

帰国の夢は落ちるかと思ったところ、結局、帰りました。

中国人社会なりの概念で、「自分の根がどこにあるのか」常に考えれる課題です。

根のところは必ず国境に限定されるとはいえません…

どこで自分を認めて貰うのかと考えてもよいでしょうか…